【内定者インタビュー】本気で社会課題に取り組むエシカル企業の情報を知りたい。西村さんの就活ストーリーとは?

エシカル企業の内定者インタビュー

社会課題軸で就活をする学生の方々のお話を伺うと、サステナビリティに取り組む企業の情報収集が大きな壁になっていることを感じます。

そこで今回、エシカル就活を通じて(株)丸井グループに内定した西村(にしむら)さんに、エシカル就活の活用方法や、社会課題軸でのおすすめの就活方法を伺いました。

<プロフィール>

西村(にしむら)さん

2022年現在、同志社大学の4年生。高校から大学まで一貫して携わってきた社会課題解決に、卒業後も関わりたいという想いで、社会課題軸で就職活動を実施。2023年入社の新卒枠で(株)丸井グループに内定。

高校生から一貫して変わらない社会課題への興味

ーー学生時代、社会課題に触れる機会があったとのことですが、どのような活動をされてきたんですか?

高校生の時に主に環境問題に関わっていました。高校の課外授業でヨーロッパの国々へフィールド調査へ行くことがあって、発電所やエコシティについて学び、それを日本に持ち帰って地方自治体へ政策を提案するというものです。

ーー大学ではどのようなことをされていたんですか?

高校生で環境問題に関わったことをきっかけに、大学でも社会課題に関わる活動を続けたいという想いがあって、国際協力の分野の研究をしている教授のゼミに所属しました。

そのゼミでは、最初に国内外の社会課題について勉強した後、3年生の夏にウガンダの社会課題に関するオンラインプログラムを行います。私は実際に、ウガンダのコーヒー農園組合や専門家の方へヒアリングを行い、そのヒアリングをもとに課題解決プロジェクトを実施しました。

ウガンダとのオンラインプログラムの様子

サステナビリティを軸に、信頼できる企業情報を知りたかった

ーーその中で迎えた就活。エシカル就活はどのように知ったんですか?

就活とは直接関係ないソーシャルビジネスをテーマにしたイベントに参加した際に、社会人になっても社会課題に関わりたい想いで就活中であることを座談会でお話したんです。そのときに、他の参加者の方からエシカル就活というサービスがあることを教えていただき、その後自分で検索しました。

ーーエシカル就活を使うまではどのように就活をされていたんですか?

Googleで「SDGs 企業」「サステナビリティ 会社」などでワード検索をして、企業を調べていました。メジャーな就活サービスでは業界軸での検索がメインで、社会課題ベースで企業調べをしていた私は、自分で企業を調べるしかなかったですね…

ーー実際にエシカル就活に触れてみてどうでしたか?

第三者であるエシカル就活が、学生向けに、企業のサステナビリティの取り組みやビジネスモデルを評価して、ウェブサイトに掲載していることがありがたかったです。安心して企業選びをすることができましたね。

というのも、Google検索で就活をしていた時、企業がどのようなサステナビリティの取り組みを行っているのか、それがどれほど社会に還元されているのか、学生の知識や視点ではわからず、「ウェブサイトのこの情報は信頼できるのだろうか…」と疑問に思うことも多かったんです。

ウェブサイト上では一見社会課題に取り組んでいるように見えても、説明会でお話を聞くと「本当に本気で取り組んでいるのかな…」と悩んだこともありましたね。

ーー「グリーンウォッシュ」という言葉もあるので、第三者の評価って大切ですよね。そのように企業情報を得る中で、「この企業さんのイメージが変わった!」など、気づきや驚きなどありましたか?

すごくあります(笑)。

例えば、内定先の丸井グループは商業施設のイメージが強くて。エシカル就活などを通じて情報収集すると、色々な事業を展開する中で、サステナビリティに取り組んでいることがわかりました。

他にも、Google検索での就活方法ではヒットしなかった企業も知ることができました。サステナビリティやSDGsという枠組みにとらわれず、社会貢献しながらビジネスをする企業に出会うきっかけになりましたね。

学生では知ることの難しい企業や、その取り組みを知ることができたなと思います。

ーー他にはどのようにエシカル就活を活用されていましたか?

複数企業との共催イベントにいくつか参加しました。去年の夏頃(大学3年の夏)から「丸井グループ×メンバーズ×ポーラ」「ユーグレナ×Speee」「グラミン日本」などの企業登壇イベントに積極的に参加したのを覚えています。

あとは、エシカル就活経由でメンバーズ、丸井グループのサマーインターンにも参加しましたね。

企業登壇イベントは、一般的な会社説明会では伺えない視点でお話を聞けた点が有意義でした。ビジネスで社会課題に取り組む上での苦労を登壇者の方々同士で議論していた時、全く異なるビジネスでも似た課題に直面していて、そのような課題に対して様々なアプローチで解決しようとしているというお話が印象に残っています。

就活では、様々なイベントに積極的に参加

ーーどのような軸で就活をされていたんですか?

高校時代から大学でも社会課題に関わってきたので、就職しても社会課題に関わりたく、社会課題解決やSDGsの達成に貢献している企業に就職したいと考えていました。

その中でも、卒業論文のテーマとしても選択した「エシカル消費」の分野に特に関心がありました。消費者と直接的な接点があるBtoCのビジネスを行う企業を重点的に調べていましたね。

ーーBtoCからさらにどのように企業を絞られたんですか?

直感ですかね(笑)。

内定先の丸井グループを含め、社員の方々や選考に参加する学生さんとお話しする中で、「本気で社会課題に関わりたい」と思う方々が集まっているかどうかは気にしていました。

ーーどのような流れで就活をされていましたか?

大学2-3年の春頃から緩やかに就活を始めて、一般的に推奨されているようなスケジュールで就活をしていました。

私なりに工夫をしていたことが、様々なイベントに参加したことですかね。
企業が主催するセミナーや座談会以外にも、社会起業家の方が登壇するオンラインセミナーやソーシャルビジネスに関わる人が集うイベントなどにも、積極的に参加していました。

参加者の多くは社会人で、学生が少ないイベントもあったのですが、「就活しているんです」とお話しすると、社会人の方から就活への客観的なアドバイスをいただけました。採用担当者ではない方からのアドバイスは貴重で、就活の軌道修正をすることにつながったように思います!

ーーちなみにどのようにイベントの情報収集をされていたんですか?

Facebook経由でイベント情報を収集していましたね。例えば、Facebook上のSDGsに関心のある学生向けのグループに流れてくるイベント情報を参考にしていました。

ーーイベントに積極的に参加した西村さんが考える、イベントに参加する時のポイントをぜひ教えていただけませんか?

イベントでは、登壇者の方の話を聞くだけではなくて、会話をすることが大切だなと思います!

エシカル就活をイベント参加者の方から教えていただけたのも、私自身が社会課題軸で就活中であることを話したからこそだと思います。質問をする以外にも、自分の考えや疑問に思っていることを伝えてみるだけでも、他の方の意見を取り入れるきっかけになって、それこそがイベントの醍醐味なのではないかなと感じますね。

ブレイクアウトルームでお話できる機会は、楽しい上に得られることも多いです!

就活は様々な価値観を吸収できる機会

ーー就活において「これをやってよかった」「あれをやっておけばもっとよかった」といったことはありますか?

一番よかったのは、エシカル就活に出会えたことです(笑)。

一方で、自分が関心のある社会課題以外のイベントにも積極的に参加したらよかったなと思います。私が参加したイベントで、自分とは異なる分野に関心のある学生とお話をした時に、新しい知識や視点を得られて、価値観が広がる機会になりました。
無意識のうちに視野が狭まってしまうので、可能性を広げるために興味がない分野のイベントにも積極的に参加すればよかったなと…

ーー最後に就活を控える学生の皆さんへメッセージをお願いします!

「楽しんでください!」と伝えたいです!

1-2年生の時は「しんどそう…」と就活に対してマイナスなイメージがありましたが、色々な人との出会いを通じて自分の価値観が広がるきっかけにもありましたし、自分のことも見つめ直すことができました。
様々なことを学べる機会だと前向きに捉えて、ぜひ就活に取り組んでいただきたいです!

編集後記

「社会課題に本気で取り組みたい」そんな一貫した想いのもと、社会人の先輩の方々の意見やフィードバックを素直に取り込み、就活に取り組まれている姿が印象的なインタビューでした。

エシカル就活では、サステナビリティに力を入れている企業の掲載や、社会課題に取り組む企業・団体さまの登壇イベントの運営を行っています。
西村さんのように「社会課題に本気で取り組みたい」という想いを持つ学生の皆さん、ぜひエシカル就活をご利用ください!

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