【メンバーズ・後編】背中を押す「環境」と「人」。動き出すかは自分次第。本業を通した社会課題解決を行うメンバーズ社員の思いとは

エシカル企業で働く人の声

株式会社メンバーズは「“MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る」をミッションに、本業を通して社会課題解決を行う会社です。Web運用サービスの提供やCSV事例の創出など、Web業界にて幅広い取り組みを行っています。

一方で、Web業界やデジタルの分野における仕事について具体的なイメージが湧いていないエシカル就活ユーザーの方もいるかもしれません。

そこで!

今回は株式会社メンバーズにて実際にCSVの事例に携わっている山田麻由(やまだ まゆ)さんと澤邉杜光(さわべ もりみつ)さんに現在の仕事内容から社風、自身の就活時代についてお話を伺いました。

なお、記事は前半と後半で構成されております。今回はその後半です。

(前半がまだの方はこちらから。)

<社員プロフィール>

山田麻由(やまだ まゆ)さん

仙台デザイン専門学校グラフィックデザイン科グラフィックデザインコースを卒業。2015年度に(株)メンバーズに新卒入社。大手ECサイトの大型季節特集案件チームリーダーとして従事。初回のCSV提案から携わりシリーズ化を推進している。

澤邉杜光(さわべ もりみつ)さん

日本大学生物資源科学部生物環境工学科を卒業。2020年度に(株)メンバーズに新卒入社、大手ECサイトとのCSV事例に携わる。

ネガティブな場面で発揮されるメンバーズの「人」の力

「やめたいな」「つらいな」など、ネガティブな気持ちになるシーンはありますか?

山田:つらいなと思うことはいっぱいあります(笑)。ただ、「やめたいな」まで思ったことは本当にないと思います。一方で、「これどうやったら実現できるんだろう」みたいなしんどさを感じたことはたくさんありましたね。例えば、SDGsって最近はかなり浸透してきて理解も深まってきていると思いますが、自分が提案させていただいた当時はお客様のチームでもあまり馴染みがなく、最初はその施策に対しての成果や影響を懸念する声もたくさん上がっていて、すぐにOKとはいかなかったんです。その時は、自分が思い立って提案までしたのに跳ね返されたという意味で、だいぶへこみ、会社のトイレで泣いていました(笑)。ただ、もちろんチームなので、周りのメンバーも助けてくれましたし、上司も掛け合ってくれたので、無事にリリースすることが出来ました。そのおかげで今のお客様とSDGsという同じ方向性をみて案件に取り組めていて、「大変だったけどやってよかったな」とすごく思っています。

澤邉:つらいことは多々ありますが、やめたいと思ったことはないです。

具体的には、ビジネスから社会課題に向き合うというところに難しさを感じてきました。サステナビリティに関して完璧にできている事例や企業はほぼないといっても過言ではないと思います。そんな中で、ユーザーとどう適切にコミュニケーションをとり、サステナビリティに気軽に取り組んでもらうようにするか、またお客様との関係性を深めてもらえるかというところでかなり苦労した記憶があります。何回も練り直して、コピーライティングを考えて、お客様とすり合わせをしてはひっくり返って…ということもあったので、難しさは常につきまとうものなのかなと思います。

乗り越えられたのは、仲間の存在があったからですね。どういう思いを持って実務に取り組むべきかについて同期と話していると、「やっぱりもう一歩二歩頑張らなければいけないんだな」「今この悩みに向かい合えていることも、自分が社会課題解決に貢献し、解決に向かっている途中なんだ」と気づけたことで、困難も克服出来ました。

チャレンジできる環境、背中を押してくれる「仲間」

メンバーズの誇りに思っているところを教えてください。

山田スキルや年次、経験など関係なく誰でもチャレンジさせてくれるところだと思っています。私が3年ほど前にディレクターとして仕事している中で突然「こういうこと思いついたので自主提案してみたいんですけど!」と言うと、全力で周りの人がサポートしてくださいました。そして、「仮にうまくいかなくても大丈夫だよ」「糧になるよ」と言ってくださっていたのは本当に心強かったです。もちろん成功させたい気持ちはありましたが、失敗しても大丈夫なんだなっていう心の保険があったからこそチャレンジすることができました。

澤邉:メンバーズの4つのコアバリューの中に「仲間」というのがあります。仲間を誇りに思うってちょっとくさいですけど(笑)、ミッション・ビジョンの実現に向けて本気で取り組んでいる仲間が同じ組織にいると、自分がうまくいっていない時に「まだ大丈夫だな」「もっとやれるぞ」と思えます。そう思わせてくれる仲間がいるっていうのは、すごく誇りに思っています。

これから求められる「提案力」や「行動力」

お二人が今現場で感じている課題や、チームとして成長する上でポイントだと思うところを教えてください。

澤邉:いわゆるビジネスの上流といわれるようなところから、お客様と対等なパートナーとして一緒に取り組んでいける人材はまだまだ少ないのかなと思っています。Web上のクリエイティブを作り出すだけでなく、もっと上流から企画・設計が出来たり、さらにこの事業はどうあるべきかというところまで考えられたりする人材が足りていないと感じます。

山田:私たちの50人ほどのチームの中には、実際にCSVに取り組めていない人もいます。そんな中、弊社では「C-1グランプリ」※という、CSV案件に挑戦したチームが成果発表をしたり事例を共有したりする場があります。他のチームが社会課題の解決に向かってどう動いているのかを知る良い機会なるので、その発表を見て背中を押され、実際に提案や行動をするメンバーが増えたらいいなと常々思っています。

澤邉さんも山田さんも、自ら提案をして全体を巻き込むような人が足りないことを課題に感じていましたが、「ビジネスの設計ができ、お客様のビジネス成果を一緒に作る「パートナー」となる、それを推進できる起業家的人材」が足りないというのは社内の共通の課題のようです。

そこで、株式会社メンバーズでは、「2030年時点でグループ会社を50社に増やしていく」という具体的な数字目標を掲げています。他にも、社内で「次世代経営人材育成プログラム」※や、「社長公募制度」※と呼ばれる起業のサポートを行うなど、課題の解決に向けた施策を既に走らせているそうです!

※それぞれのコラム記事

※C-1グランプリ:「最も優れたCSVマーケティングを実践したチームはどこだ!?C-1グランプリ開催レポート」 

※次世代経営人材育成プログラム:VISION2030の達成をリードする次世代型経営人材育成プログラムで、カンパニー社長および経営幹部を目指す若手社員向けの3年間のプログラム。

※社長公募制度:「【社長公募制度による新カンパニー設立】メンバーズ、SaaSサービス領域のプロフェッショナル人材による内製型ローコード開発チームの提供を行う社内カンパニー「SaaS PLUSカンパニー」を設立」 

最後に問われるのはスキルよりも…

― 山田さん、澤邉さんが一緒に働きたい人、メンバーズが求める人材はどういう人ですか?

山田:一言でいうと、澤邉さんみたいな人がもっと入ってきてほしい(笑)。彼は「これしたい」「こう変えていきたい」っていう軸があった上で、1年目から手をあげていっぱい動いてくれました。年次など関係なく手をあげて動ける人は貴重なので、そういう人がいっぱい入ってくれればいいなと思っています。メンバーズはどんな人でもやりたいって思ったらチャレンジさせてくれる環境がしっかりあります。ちゃんと課題と向き合って自分がアクションしていくんだという思いさえあれば、たとえ失敗してもその経験は糧になりますし、1年目で分からないことも周りがサポートしてくれます。スキルなどは後からでもいいので、経験して身につけてくれる人がほしいなと思っています。

澤邉:私の実感も含めて、やりきる力なのかなと思っています。クリエイティブに関するスキルなどは入社してからでも十分間に合うように研修制度や講座が整っています。そこの面だけであれば他の企業でもいいのかなと私は感じています。違いが生まれてくるのは、デジタルクリエイターかソーシャルクリエイター※かの違いだと思うんです。社会課題に対する思いがあり、自らそこに対する事例を生み出していきたいのであれば、すごくマッチするのかなと思っています。

※ソーシャルクリエイター:「デザイン思考を持ち、ビジネスの推進や制度設計を通じて社会課題の解決を図ろうとするクリエイター(職人)志向性の高い人」のこと。(参考:日本中で社会の変革をリードするソーシャルクリエイターを育成・輩出する|株式会社メンバーズ Webサイト)

メンバーズでこそ「自分の解決したい社会課題」に取り組めると思ったら、一緒に頑張りましょう!

エシカル就活ユーザーの学生に向けてメッセージをお願いします!

山田:社会課題の解決は一人一人の意識が大事ですが、逆に一人だけでは何もできないことが多いので、興味を持てただけでも大きな一歩だと思っています。自分に何ができて何をやりたいのか、社会にどのような影響を与えていきたいのか、どんな問題を解決したいのかを、就活をするに当たって今一度ゼロに立ち戻って考えていただけたらいいのかなと思っています。それを実現するための色々な手段の中で、メンバーズと一緒にできるんじゃないかなと思ったのであれば、ぜひ私たちと一緒に取り組んでいただけたらなと思います。最終的に目指すところは同じだと思うので、是非一緒に頑張りましょう!

澤邉:色々ある社会課題解決との関わり方の中で、どれが正解でどれが不正解というのはないと思っています。就活は自分を見つめ直して自分を知る良いキッカケになるので、是非この機会に整理していただければと思います。持続可能な社会を作りたいという目指すゴールは一緒、という意味ではみなさんも仲間なので、そういう意識を持ってどんどん活躍していってください!もしメンバーズに興味を持ってくだされば、それ以上に嬉しいことはないので、お待ちしています!

今回のオンラインの取材では、山田さんと澤邉さんの画面背景に実際の仙台オフィスの様子を見せていただきました!他のオフィスでも緑が多く、環境配慮の工夫が詰まった素材も積極的に使われています。

仙台オフィスの様子①

仙台オフィスの様子②

六甲山の間伐材を使ったテーブルや廃プラスチック製の椅子を利用したウェブガーデン神戸

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*【「エシカル企業」で働く人に聞いてみた!】とは?

実際に「エシカル就活ーETHICAL SHUKATSUー」掲載企業、「エシカル企業」で働く社員の声をまとめたインタビュー記事のことです。ユーザーの方が、企業のこと、自分自身の働く姿をよりイメージしやすいように、随時更新していきます。

取材:寺原クレオ(株式会社Allesgood)

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