株式会社Yanekaraは、『「屋根から」自然エネルギー100%の未来を創る』をビジョンに掲げ、「Cloud」と「Solar」を掛け合わせた「Solar Clocal Mobility」という放電システムを用いて電気自動車を蓄電池に変え、次世代のための再生エネルギー事業を行う会社です。
社員全員が20代前半という、Z世代で構成された企業。これからの日本社会を担う若者として、どのような想いで課題に取り組んでいるのでしょうか?
その想いを探るために、今回はイノベーションサポート部でインターンをされている現役大学生、秋山菜々美さんと河野美紀さんに取材をさせていただきました。現在行っている業務の中で感じる企業のリアルだけでなく、再生エネルギー事業に対する溢れる熱い想いについて等身大に語っていただきました。
なお、記事は前半と後半で構成されており、今回はその後半です。
前半の記事は下記からご覧いただけます。
https://blog.ethicalcareerdesign.jp/yanekara-interview/interview/
<社員プロフィール>
秋山菜々美(あきやま ななみ) さん
現在創価大学法学部法律学科3年生。株式会社Yanekaraイノベーションサポート部にて2021年7月下旬よりインターンを行っている。
河野美紀(かわの みき) さん
現在東京大学文科三類2年生。株式会社Yanekaraイノベーションサポート部にて2021年7月下旬よりインターンを行っている。
失敗をポジティブに変えて挑戦できる環境
―やめたいなとか、ネガティブになるシーンってありますか?
(秋山) 入社したばかりなので、要領が分からないことがたくさんあって「役に立てていないな」と思う時は結構沈みます。ですが、松藤(代表取締役CEO)や吉岡(代表取締役COO)は「最初からできる人は誰もいないんだよ」、「どんどん失敗してトライ&エラーでやっていこう」と言ってくれるので、失敗を恐れずに本当に思いっきり挑戦できます。
(河野)自分の知識不足や能力不足を感じた時はやはりネガティブになります。ISEP(環境エネルギー政策研究所)でインターンさせていただいた時に、それなりに触れたり聞いたりした部分はあったのですが、電気市場はこれまで全然触れてこなかったので、飛び交う言葉が分からない時は自信を失うこともありますが、これから勉強して頑張りたいと思います。
思い描く社会の実現に自分たちが携わっている感覚
ー仕事の中で一番ワクワクしている瞬間はなんですか?
(秋山)ちょうど先週、岐阜県にあるパートナーさんの会社に訪問し、皆様の事業やYanekaraの作っているクラウドシステムの動作確認などを見学しました。その際に、私のソフトウェアチームが実際に作ったクラウドシステムがしっかり機能した瞬間を見て、とてもワクワクしました。こうやって社会は変わってくんだな、それを自分たちの会社が行っているんだな、ということを目の当たりにして、これからが更に楽しみになりました。
(河野)Yanekaraの代表を含め、同じような思いを共有している方々と話をしている時が一番ワクワクします。事業の技術的な話だけでなく、「こういう風な会社にしていきたいよね」とか「こういう風な社会のためにこうやっていきたいよね」などの、何十年先を見据えた大きい視点を持って話している時に、自分がやってる事がそこにつながっているんだと思えてすごくワクワクします。
エネルギー事業の転換から従来の課題の転換へ
―現場の人として感じる、Yanekaraが今後成長する上でのポイントとなる「課題」は何ですか?
(秋山)Yanekaraの社員は全員学生なので、経験が浅く技術もまだまだ不足しています。そのため、社会で経験を詰んだ方を雇用していくことが今後の課題だと思っています。さらに、まだまだ開発段階でプロダクトになっていないですが、今後商品として社会実装していき成長するにあたり責任も増えていくと思いますし、失敗も覚悟して乗り越えていくことになると感じています。
(河野)私は、多様性が少し欠けているかなと思っています。各メンバーが所属しているコミュニティやジェンダー比、年齢に偏りがあると感じています。再生可能エネルギーを含めた新しいエネルギー事業は、エネルギーの転換だけでなく社会の転換にもなると思っているので、より多様な組織にすることでジェンダーや国籍の偏りなどの従来の課題の転換点にもできたらいいなと考えています。
「自分たちが今後の社会を支えていくんだ」というマインドセットを共有できる人
―Yanekaraのお二人が「一緒に働きたい!」と思う人はどんな人ですか?
(秋山)「SDGs」と社会で言われてるから、と流行に乗るのではなく、「こういう社会を実現したいから私はここに行きます!」という自分の核をしっかり持ってる方はYanekaraにとって重要だと思います。あとは、「自分たちが今後の日本を支えていくんだ」というマインドセットでYanekaraの事業に誇りを持っている方は一緒に働きたいと思います。
(河野)ビジョン共有できる人であればいいなと思っています。絶対的に賛成して欲しいということではなく、「もっと環境にやさしい未来であってほしいよね」のような大きな視点での意見を共有して一緒に話せるような熱を持った方と働きたいです。多様性に関しては、他のいろいろな意見を聞いて、受け入れられるということも重要であると思っています。
秋山さんと河野さんはこれまでの経験に基づいて、それぞれが思い描く理想の社会をビジネスを通してどう実現するのかについて実践ベースで学ばれています。これからの学生生活では、Yanekaraの事業と織り交ぜながら、自分の将来だけでなく社会の未来を見据えて学んでいきたいそうです。
私たちは社会課題解決のために仕事を選ぶ仲間
―最後に、エシカル就活ユーザーの方に向けて一言お願いします!
(秋山)私はまだ就活生という括りなので大きなことは言えないですが、自分の軸や核となるところをしっかり固め、自分の軸に合った企業を見つけてくことがとても重要だと思います。私の場合は環境問題に関心を持ち行動していく中で、現在Yanekaraのインターンをすることができています。自分の軸を決めて目の前の興味関心あることに全力で行動することで、最終的に自分の思い描く進路の獲得にも繋がっていくと思っています。
(河野)私はまだ2年生なのですが、エシカル就活をされている方やこの記事を読んでいる方々は仲間だと思っています。「企業がどういうことを重視しているんだろう」という関心も大切ですし、社会問題解決のために仕事を選びたいと思っている人が増えれば増えるほど社会は良い方向に向かっていくと思うので、一緒に頑張りましょう!Yanekaraもとても良い経験ができる場所だと思うので、是非Yanekaraもご検討ください!
こちらは今回の取材の中でも出てきたYanekaraの「Solar Clocal Mobility」と呼ばれるソーラーパネルからの電力で電気自動車を蓄電池に変える様子です。
今回の取材・撮影はオンライン上をさせていただきましたが、普段はオフィスで作業をされています。
エシカル就活でYanekaraの企業情報を見る
*【「エシカル企業」で働く人に聞いてみた!】とは?
実際に「エシカル就活ーETHICAL SHUKATSUー」掲載企業、「エシカル企業」で働く社員の声をまとめたインタビュー記事のことです。ユーザーの方が、企業のこと、自分自身の働く姿をよりイメージしやすいように、随時更新していきます。
取材:加藤帆七