【丸井グループ・前編】熱量、行動、マネタイズ意識が生み出す社会課題解決。丸井グループ社員が語る「利益もしあわせも」実現するためのリアルとは?

エシカル企業で働く人の声

株式会社丸井グループは、「ビジネスを通じてあらゆる二項対立を乗り越える世界を創る」をビジョンに掲げ、小売とフィンテックに「未来投資」を加えた三位一体のビジネスモデルで、「利益もしあわせも」実現することを目指す会社です。

「エシカル就活-ETHICAL SHUKATSU-」サイト上の企業ページからも、様々な切り口で社会課題への取り組みをしていることがわかる株式会社丸井グループですが、

「具体的に社員はどんな仕事をするの?」

「実際に事業を通してどう社会課題解決をするの?」

などのリアルな声が気になりますよね。

そこで!

今回は、okos VEGAN事業部の岡﨑可奈さんとエポスカード フィンテック事業推進部の長深田大樹さんに、丸井グループでの現在の仕事内容から丸井グループの特徴や社風、自身の就活時代についてお話を伺いました。

なお、記事は前半と後半で構成されております。今回はその前半です。

<社員プロフィール>

岡﨑可奈 さん

経済学部・現代ビジネス学科を卒業。2018年度に(株)丸井グループに新卒新卒入社。現在は、(株)okos VEGAN事業部に所属。

長深田大樹 さん

社会学部・社会学科を卒業。2014年度に(株)丸井グループに新卒入社。現在は、(株)エポスカード フィンテック事業推進部にてフィンテック事業推進担当リーダーを務める。

店舗に始まり、異動を通じて多種多様な経験を…

―現在は丸井グループにてどんなお仕事をされているのですか?

  長深田:今はフィンテック事業推進部に所属しています。2014年の4月に入社し「フィールド」という丸井のアウトドアショップに1年間いました。その後は、「新宿マルイ アネックス」のカードセンターに異動し、それ以来エポスカード担当をしています。主にアニメコンテンツなどとのコラボレーションカードを担当する「提携事業部」やクレジットカードの仕組みに関わる「クレジット管理部」の所属を経て、現在はフィンテック事業推進部にてお客さまに向けた新たな金融サービスの開発などを行っています。

岡﨑:入社後に有楽町マルイのメンズの売り場を1年半経験した後、スタートアップ投資の事業部(現在は「共創投資部」に名前変更)に異動しました。そこで1年間慣れないながら色々なことを学び、新しく立ち上がるヴィーガンの事業に手を挙げさせていただきました。去年の10月から現在までそのVEGAN事業部にいます。

様々な挑戦のキッカケ、「手挙げ」って?

―就活する中で、丸井グループに入社を決めた理由は何でしたか。

長深田:私は、最初は小売をやりたくて小売中心の就職活動をしていましたが、元々色々なことに興味があるタイプなので、自分の興味関心が社会人生活の中でいつか変わるかなあとも思っていました。そんな中、丸井グループに入った先輩が「金融もやりたい!」と手を挙げてすぐにグループ内で異動できた、という話をOB訪問などをする中で聞きました。やりたいことに自ら手を挙げてチャレンジできるという先輩の実体験から、自分に合っているのかなぁと思って、最終的には丸井グループを選びました。

岡﨑自分から手を挙げられて、積極的に色々な取り組みができるというところが、最終的にはすごく自分のフックになっています。とにかく興味本位で「インターンに行きたい!」という感じで丸井グループのインターンに参加したら、共創サステナビリティレポートの「VISION BOOK 2050」をもらえたんです。それを見たらめちゃめちゃサステナビリティに取り組んでいて、「まさにやりたかったことだ!」と思いました。そして、「マルイミライプロジェクト」という、ダイバーシティ&インクルージョンやサステナビリティをどのように企業として取り組んでいくかを考えるプロジェクトがあったんです。そこで、自分で「手挙げ」をして、「とにかくそのプロジェクトに入りたい!」という思いで、入社しました。

長深田さんは、自分の興味の変化とともに「色々なことに挑戦できる」というのを、岡﨑さんは自身の社会課題へ対する強い関心を土台に企業の本気度を重要視して就活を進めました。それぞれ就活軸は違いますが、「これをしたい!」と思ったらすぐに手を挙げて実践まで移せる、そうした様々な挑戦が出来る環境が、共通の決め手だったようです。

※「手挙げ」というのは丸井グループ独自の文化で、「参加意思を持った社員が、自らさまざまな学びや成長の機会に応募・申請しチャレンジしていくこと」を指します。

近い距離の「対話」が生み出す実感

―社会に貢献している、自分が社会課題の解決の一部になっていると実感し始めるタイミングや瞬間はありましたか?

長深田:自分は社会課題に興味がない状態で入社したんですけど、2014年に売り場で、お客さまが持ってきてくれた着なくなった服や靴をリユース・リサイクルするという「循環型ファッション」のプロジェクト(2010年からの丸井グループの取り組み。)があったんです。取り組みに対して、「あなたたちが頑張ったことがこのように社会のお役に立っているよ!」みたいなフィードバックもあったので、そういうことに自分が携われているなぁというのはありましたね。ただ、フィンテックの事業部に来てからより一層、「自分の仕事が社会課題解決に繋がっているなぁ」と思っています。直近でいうと、今年の4月よりエポスカードの素材を、廃棄プラスチック素材へ切り替え始めました。具体的にどれくらいCO²の削減に繋がっているのか、など一つひとつ携わることができた取組みなので、より社会課題を自分ごととして捉えられるようになったと思います。

:私は2点あります。1つ目は、入りたいと言っていた、有楽町マルイの中の「マルイミライプロジェクト」(現:D&Iプロジェクト)に入った時のことです。そこでは、「インクルージョンフェス」という、サステナビリティやエコなどの観点から丸井グループを盛り上げようという、年に1~2回の大きなイベントに運営側で参加させていただきました。自分がエコなものを発信したり、お客さまに「きちんとこれは燃えるゴミに捨ててくださいね」と言ったりした際に、「それは知らなかった、やってみる!」と言われた時に、すごく「あ、心地いいな」と思ったのが、社会課題解決の一部になっているのだと実感したときです。2つ目が、異動した投資部門の部署や今のVEGAN事業部でのことです。「丸井さんって今そんなことやってるんですね!」「すごいですね、進んでますね!」「ヴィーガン事業部があるんですか!」などと言ってもらえたりすることが、そこに携わっているな感が一番ありますね。

入社後最初に店舗に配属されるのも丸井グループの特徴。店舗で実際にお客さまの声やフィードバックを聞き、直接「対話」をする機会が多いからこそ、早期に、社会とのつながり、社会への自身の貢献を鮮明に感じられるのではないでしょうか。

変化に対する速いスピード感

―丸井グループの好きなところや、誇りに思うところを聞かせてください。

長深田:私は、変化を恐れないで色々なことにチャレンジしているのが、いいところかなと思っています。VEGAN事業部やパン事業部など新たな部署が次々と出来ていくのがすごいなと感じています。

岡﨑:スタートアップ投資のところだと、市場の調査をして、次どういう投資先があるんだろう、というのを皆で話し合って考えるんです。その時に「こういう市場が今きてます!」というと、「じゃあそこ調べてみようか!」と、自分たちでもすごいと思うくらい話が早く進むんです。変化に対してのスピード感があるなぁと思っていました。

一方で、ネガティブな気持ちになることもあると言います。

「日々がジェットコースター」の仕事とは…?

記事は後半に続きます!

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*【「エシカル企業」で働く人に聞いてみた!】とは?

実際に「エシカル就活ーETHICAL SHUKATSUー」掲載企業、「エシカル企業」で働く社員の声をまとめたインタビュー記事のことです。ユーザーの方が、企業のこと、自分自身の働く姿をよりイメージしやすいように、随時更新していきます。

取材:寺原クレオ(株式会社Allesgood)

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