【Freewill・後編】自分たちの事業を、課題解決の糸口にする。新サービス立ち上げに携わる入社1年目のリアル

エシカル企業で働く人の声

株式会社Freewillは「日本社会のグローバル化」を最新のDX(デジタルトランスフォーメーション)のテクノロジーを用いて、グローバル経験豊富な人材によって導くことをMissionに掲げ、事業活動を通じて“世界に挑戦する”さまざまな取り組みを行っております。

今回は、入社1年目から社会課題の解決に寄与する自社サービスの運営に携わる竹内さんにインタビューしました!今の仕事に携わるまでの変遷やFreewillに対するリアルな想いを語っていただきました。

<社員プロフィール>

竹内大冴(たけうち だいご)さん

2021年に新卒でFreewillに入社。エンジニアとして採用された後、ビジネス職に転向し、現在は自社サービス「tells market」と「SPIN」の運営に携わる。学生時代はスポーツに打ち込んでいたが、スロベニア留学をきっかけに社会課題に関心を抱く。

入社1年目から社会貢献型の自社サービスに携わる

ーーFreewillでの仕事内容を教えていただけますか?

竹内大冴さん(以下、竹内):「tells market」と「SPIN」という2つの自社サービスの運営に携わっています。

tells marketは、2021年10月にプレオープンしたばかりの新サービスで、一言で説明するならば「買い物をするだけで森が増えるエシカルオンラインマーケット」です。コンセプトの具体化から、戦略・仕様検討、出店者の営業活動まで、一貫して関わっています。

SPINは、社会貢献・SDGs達成型のプロジェクトを支援するクラウドファンディングサービスで、営業活動と、クラウドファンディングに伴走するコンシェルジュ業務を担当しています。

その他、自社で主催するイベントの企画・運営なども行っています。

留学で芽生えた、社会課題への意識

ーー学生時代に留学されていたんですよね?

竹内:スロベニアに半年間留学していました。大学3年生の終わりに、僕の友人が留学に行くことになったんです。その友人と話していたら、急に僕も行きたくなってしまって(笑)。大学の留学支援室に相談したら、なんと申し込み期限が1週間後でした。英語の資格を取得する時間がないので英語圏には行けず、アジアかヨーロッパで迷った結果、ヨーロッパのスロベニアに決めました。

ーー留学中は何をしていましたか?

竹内:教育学部だったので、スロベニアでも教育学を勉強しました。現地で印象的だったのは、授業を受けたり、人と話したりする中で、SDGsに関連する話題がよく出てきたことです。恥ずかしながら、留学前の僕はSDGsについてほとんど知りませんでした。自分自身が社会課題について学ぶにつれて、日本とヨーロッパにおける社会課題の意識の差に危機感を持ちました。

ーー帰国後、就活にはどのように取り組んだんですか?

竹内:自分にとって納得感があるのは社会課題解決に関わる仕事だと思い、それを軸に企業を探していました。その会社で働くことに違和感がないかという点を重視していましたね。NPOやボランティアで社会課題に取り組むという選択肢もありましたが、ビジネスとして成り立っている方が自分にとって無理がないと思ったんです。

また、当時からITにも興味がありました。変化の激しい世の中を動かしているのはITだという感覚があり、理解を深めるためにIT企業での長期インターンも経験しました。

そんな2つの軸で企業を探して、一番しっくり来たのがFreewillでした。ブロックチェーンなどの深い領域を手がけるIT企業で、本気で社会課題解決に取り組んでおり、かつグローバルな視点を持っていることに魅力を感じました。

ーーIT企業でもビジネス職とエンジニア職がありますが、現在の竹内さんの仕事はビジネス職ですよね。

竹内:実は、入社時はエンジニア枠での採用だったんです。最初の1ヶ月は開発チームに参加していましたが、部署異動になりました。

社員一人一人の強みを生かした組織なので、社内で該当のポジションに空きがあれば、僕のように早々と異動になることもあります。僕自身も、エンジニアより今の仕事の方が向いていると思っています。

IT知識から社会人の心得まで学べる「Freewill大学」

ーー入社後にはどんな研修があったんですか?

竹内:「Freewill大学」という、社内大学のような研修があります。新入社員は、Freewill大学の講座を半年ほど受けて「卒業」しなければなりません。基本的なビジネススキルから、ITの知識、会社への理解、英語でのディスカッションなど、様々なテーマを学びます。テストやレポートを課されたり、所属部署の推奨資格を取得することもありました。

ーー面白いですね!印象に残っている講座は何ですか?

竹内:CTOが担当している「社会人の心得講座」は、すごくためになりました。一度聞いただけではピンとこない内容もあるんですが、仕事をする中で講座の内容をふと思い返し、心に刺さることがよくあります。また、米国公認会計士であるCFOから直々に学ぶ「資産運用講座」も面白かったです。

社会の豊かさを見据えた事業戦略

ーー竹内さんにとって、Freewillはどんな会社ですか?

竹内:自分たちの利益だけでなく、社会全体の豊かさを意識して事業に取り組んでいる会社です。もちろん、ビジネスなので利益も追求しなければいけないし、勝ち負けを意識しなければいけない場面もあります。それでも目の前だけ見るのではなく、地球との共存・共栄をビジョンに掲げているところが「Freewillらしさ」だと思います。

通常、利益を追求することと、社会課題解決を目指すことは、相反する部分もありますよね。しかし、Freewillは主軸で展開しているIT事業でも収益を生み出しているので、社会貢献型の事業で過剰に利益を追求する必要がないんです。また、株主第一主義も撤廃しているため、株主に利益を還元することに気を取られなくていい。これらの点は、僕たちの強みかもしれません。

ーー組織として、社会課題に取り組む上で大事にしていることはありますか?

竹内:エシカルや社会課題解決のイメージを重苦しくしないことです。押し付けがましいアプローチだと、本来情報を届けたい人との間に壁ができてしまいます。そうではなく、おしゃれさ・美しさ・カッコよさのような要素を大事にしています。消費者が「おしゃれだな」や「いいな」と思って手に取ったものが、実は環境に配慮されたものや作り手の想いが詰まったものだった、というのも一つの理想ですね。

また、おしゃれに伝えることで人々の意識を変えていくのと同時に、消費者が無意識に地球貢献ができる仕組み作りも行っています。例えば、tells marketで買い物をするとポイントが還元されるのですが、失効すると1ポイントあたり1円が地球課題解決に取り組む団体に寄付されるようになっています。

画像提供:株式会社Freewill

悩んでもいい。後悔しない選択をしてほしい

ーー竹内さんの今後の目標はなんですか?

竹内:組織としては、tells marketの事業を広げることでさまざまな課題解決の糸口にしていきたいです。個人的な目標は、自分が感じた課題や誰かの困り事に対して、「役に立てる人間」になることです。より人の役に立つことは、自分自身の幸せにも直結すると思っています。そのために、自分にできることや見える視点を増やしていきたいですね。

ーーどんな人と一緒に働きたいですか?

竹内:チームマネージャー目線で答えると、自走できる人とコミュニケーションが取れる人ですね。Freewillは、与えられた仕事をこなすだけでなく、サービスや会社の全体像を俯瞰的に捉えて行動することが求められる環境だと思います。

ーー最後に、エシカル就活マガジンを読んでいる学生にメッセージをお願いします!

竹内:僕自身、自分が大事にすべき軸について迷った経験があります。悩むのは大変だし、逃げ出したくなることもあると思いますが、後悔しない選択をしてほしいです。そのためには、誰かから聞いた話だけで判断するのではなく、自ら情報を収集して考えることが大切だと思っています。

Freewillでは自分たちの手を動かして社会課題解決に取り組めるので、ITや社会課題に関心がある人にとってはとても恵まれている環境です。思いのある人と一緒に働けることを楽しみにしています!


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*【「エシカル企業」で働く人に聞いてみた!】とは?

ビジネスを通じた社会課題解決に取り組む企業=「エシカル企業」で活躍する社員のインタビュー記事シリーズです。

文・写真:松丸里歩(株式会社Allesgood)

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